自分時間を増やしたい。
ドラム式乾燥洗濯機、実際ほんとうに便利なの?時短になるの?
高額な買い物なので買う前に、ぶっちゃけどうなのか気になります。
僕は思いきってドラム式乾燥洗濯機を購入し、たしかに時短になりました。
ですが、思いがけないデメリットも発生。
実際にドラム式乾燥洗濯機を使い続けた感想を、まとめて記事にしました。
- なぜドラム式洗濯乾燥機を選んだか
- 使ってみて感じたメリット・デメリット
- 購入前に準備することや注意点
について紹介します。
コンパクトやタテ型洗濯機と比較して、ドラム式を選んだのは乾燥方式

ヒートリサイクル乾燥方式は、電気代が安く衣類のいたみが少ない

ドラム式洗濯機には、コンパクトなタイプもあります。
さらに最近ではタテ型洗濯機も節水性能に優れ、乾燥機能がある製品も。
コンパクトやタテ型洗濯機ではなく、大容量ドラム式を選んだ理由は乾燥方式です。
乾燥方式が「ヒートサイクル」式の機種を選びました。
- 乾燥運転中の熱を再利用しながら乾かすので、電気代が大幅に減る。
- ドラムを回転させながら、衣類を大きく広げて乾かすのでしわが少ない。
- 衣類の温度が上がり過ぎないので(約65℃)、衣類のいたみが少ない。
コンパクトタイプは、タテ型と同じヒーター乾燥方式で電気代が高い

一人暮らしなら、小ぶりなコンパクトなドラム式で良いのでは?と思った。
コンパクトなドラム式は、タテ型の洗濯機と乾燥能力が同じヒーター方式なのです。
ヒーター方式は、ドライヤーと同じ仕組みです。
ヒーターで空気を温めて、衣類を乾かします。
- ドラム式よりしわが多い。
- ドラム式より洗濯槽の温度が高くなるため(約80℃)、衣類がいたむ。
- ドラム式より電気代が高い。
1年で9,000円の差。タテ型とドラム式の電気代・水道代を比較した結果

ドラム式と比べてタテ型は
- 水を多く使い、水道代が高い。
- ヒーターで乾燥するので衣類がいたみ、電気代が高い。
- 乾燥の仕上がりがドラム式より、しわが多い。
1回の洗濯乾燥でかかる水道代と電気代。
タイプ | 水道代 | 電気代 | 合計 |
---|---|---|---|
ドラム式 | 約15円 | 25円 | 40円 |
タテ型 | 約46円 | 69円 | 115円 |
差額 | 約31円 | 44円 | 75円 |
あまり違いがわかりませんよね。
仮に3日に1回洗濯したとして、1年間で120回使用したとしましょう。
1年(120回)の洗濯乾燥でかかる水道代と電気代。
タイプ | 水道代 | 電気代 | 合計 |
---|---|---|---|
ドラム式 | 約1,800円 | 3,000円 | 4,800円 |
タテ型 | 約5,520円 | 8,280円 | 13,800円 |
差額 | 約3,720円 | 5,280円 | 9,000円 |
1年で9,000円の違い。
何年使うかにもよりますが、僕はドラム式に決めました。
洗濯機の容量を決めて、自宅の排水溝にあう機種を選ぶ

ドラム式を買うことを決め、次に洗濯機の容量をどうするか?
そして自宅に設置できる機種で、製品を絞り込みました。
大容量を選んだのは、まとめ洗いがしたいから
ビックドラム洗濯機は容量が大きいので、家で毛布やレースカーテンなども洗えます。
容量の数値って、どれくらいか普段意識しませんよね。
洗濯容量の目安は、1人1日分の洗濯物を約1.5kgとしてメーカーは定めています。
一人暮らしなら、1.5kg×7日=10.5kgが1週間の洗濯物量の目安。
リンク:日立の家電品公式ページより容量について
自宅の排水溝に、そのまま設置可能かどうか
自宅に設置・搬入できるかで機種の選択肢が変わります。
排水溝の位置が真下だと設置できないメーカーや機種があり、別売りキット購入で対応することも。
ぐうぜん日立のドラム式洗濯機であれば、そのまま設置可能だったので次は機能で製品を絞り込んでいきました。
機種は機能で選ぶ。メーカーの特徴は?

洗濯機の容量を決めて、自宅に添え付けれる機種が決定。
最後は使いたい機能で厳選。
これだけは!ゆずれない機能を決める
機能もラインナップ豊富すぎて、選ぶのが大変です。
僕はドラム式洗濯機にするなら「ボタン1つで完了」、あとはほったらかしで自分時間を増やすを優先。
洗剤・柔軟剤の自動投入ありなしで日立「BD-SX110FL」を選んだ
同じ日立の「BD-SX110FL」よりワンランク下の「BD-SV110FL」。
さらにもうワンランク下の「BD-SG100FL」も洗濯と乾燥機能、洗濯機の大きさはまったく同じです。
ボタン1つで完了を優先した結果
あとはほったらかしで自分時間を増やすのを優先した結果。
洗濯と乾燥機能はまったく同じなのに、ほったらかしたいがために金額が爆アゲ…
未だに使ってない!個人的に必要性を感じない機能一覧
スマホで操作したり、無くても良い機能がたくさん。
消臭除菌などいっけん便利そうな機能も、洗濯・乾燥のとき以外に洗濯機を使う習慣が僕には無かった。
一時期の携帯電話と同じで、機能をそぎ落としたシンプル版ドラム式が理想です。
- 無線LAN機能:スマホからアプリでリモート操作する機能。
- スチームアイロン:乾いた衣類のしわを伸ばす。
- ダニ対策:毛布やシーツ、枕カバーに温風を吹きつけてダニ対策。
- 消臭除菌:温風を吹きつけて消臭・除菌。
- 花粉:風を吹きつけて花粉を落とす。
日立以外のメーカーで、購入を悩んだメーカーや機種は?(2021年)
各メーカーの大きな特徴は以下のとおりです。
- 大容量タイプなど機種が豊富。
- 風をあてながらしわをのばす方式。
- 真四角なキューブルシリーズなど機種が豊富。
- 泡洗浄で洗濯能力が高い。
- 機種は少な目。
- 泡洗浄で洗濯能力が高い。
- Ag+抗菌水ユニットが設置されていて、衣類を衛生的に。
洗剤の自動投入がある機種は当時
- 東芝のザブーン「TW-127X9L」
- パナソニックの大容量ドラム式「NA-VX800BL」と「NA-VX900BL」
- パナソニックのキューブル「NA-VG1500L」と「NA-VG2500L」
実際にドラム式洗濯乾燥機を使って感じたメリット

ボタン1つで、あとはほったらかし。自分時間が増える
乾燥まですべて終わるので、自分時間が増えました。
自動投入を選ぶと、洗剤と柔軟剤を近くに置かなくなるのですっきり
自動投入タンクは液体洗剤1,000ml、柔軟剤700ml収容。
詰め替え用1本をまるごとタンクにそそぎこめるので、洗濯機まわりが片付きます。
洗濯物を干す道具を減らせて、干していたスペースが活用できる
「角ハンガー」や「ピンチハンガー」と呼ばれる、下着や靴下類を干すハンガーを撤去。
そして部屋干し用の竿など、干すために設置していたスペースがいっきに解放されます。
外の天気に左右されないので、自分のスケジュールが崩れない
雨が続く梅雨の次期、ドラム式洗濯機の運転ボタンを押すときに幸せを感じます。
外に干さないので、生活状況を外部にさらさない
女性の一人暮らしの場合は、防犯対策にも。
そして外に干さないので、風などで洗濯物の落下も無くなります。
実際にドラム式洗濯乾燥機を使って感じたデメリット

乾燥運転をする分だけ電気代が高くなる
今まで干して乾燥運転自体をやっていなかったので当然ですが、一度乾燥まで出来上がるのに慣れたら戻れません。
服やタオルから、太陽の爽やかさを感じない
実際に外に干してないので当たり前ですが、衣類の爽やかさは激減します。
思ったより洗濯物がいたむ
乾燥運転は高温のため衣類がいたみます。
ヒートポンプ方式の乾燥でなければ、さらに衣類へのダメージは大きく。
ほこりがすぐ貯まるので、小まめに掃除が必要
乾燥フィルターと糸くずフィルターは定期的に掃除が必要です。
ほこりをため過ぎると、業者に依頼して分解掃除することに。
フタの周りは毎回掃除が必要なほど、物凄くほこりが貯まります。
部屋に下水の臭いが流れ込む可能性がある
乾燥運転のときに下水の空気が温まり、下水の臭いが上昇して部屋に広がることがあります。
洗濯機の機種によっては、設定変更で対策可能です。

柔軟剤の良い香りがしなくなる
乾燥運転の温風で、せっかくのお気に入りの柔軟剤の香りが吹き飛びます。
柔軟剤よりもファブリックミストや、収納棚に芳香剤を設置して香りつけをおすすめします。

購入前に準備することや注意点

自宅の洗濯置き場にドラム式洗濯乾燥機を置けるか?
- 設置場所の幅と排水溝の位置。
- 水栓までの高さ、水栓の形はつぎてが必要か確認。
- 意外と忘れがち、フタを開けたときのスペース。
設置場所のスペース、排水溝が真下にくるのか横にあるのか調べます。
水栓までの高さが120cmあるかどうかも。
扉や階段、洗濯機を搬入できるスペースはあるか?

- 敷地の入口やエレベーターの扉幅。
- 階段の幅や踊り場。
- 自宅の中の扉や通路の幅。
家電量販店のドラム式乾燥洗濯機売り場に、設置スペースを確認できるメジャー付きの確認シートがあるので、持ち帰って測定してみましょう。
多くの家電量販店では、設置確認の無料出張サービスがあります。
添え付け後、実際に使用する前に試運転が必要です。
添え付けを依頼する場合は、試運転も実施してもらえるのか確認すると良いです。
- 洗剤量計測
- 給水・排水・乾燥
- 排水トラップ水ため動作
今使用している洗濯機の処分方法を決めておく
洗濯機の処分には家電リサイクル法により、処分費用が発生します。
新品購入店で旧品引き取りがない場合は、住んでる地域の自治体に確認しましょう。
保証期間は何年か?
メーカー保証期間は短いので、購入先のお店での保障期間を確認しましょう。
- 無料で5年間の修理保障。
(日立のメーカー保証は1年間のみ) - 1年内に全損になった場合は2,000円で新品と交換。
新品じゃなくても平気なときには、中古がコスパ良い
すでに新品を約25万で購入したあとに、同じシリーズの日立ドラム式洗濯機が、リサイクルショップで売られているのを発見。
2年前の中古が10万3千円で、半年保障つきで販売されている。
中古の場合は表示価格だけでなく、旧品の引き取りも別途費用あると思いますが見てしまうと考えてしまうものです。
洗濯機の寿命は約6~8年が目安
洗濯機は10年は使うイメージがありますよね。
というのも、メーカーは製品が販売中止になってから修理用の部品を保有する期間を定めています。
日立の場合、洗濯機の修理部品の保有期間は6年。
多くのメーカーが6年前後の期間を保有期間に設定しているため、家電量販店では洗濯機の寿命を約6~8年としています。
まとめ:一人暮らしでドラム式洗濯乾燥機を使用した体験談。デメリットやおすすめの選び方も紹介

自分時間を増やしたいを目的に、ドラム式乾燥洗濯機購入した感想でした。
時短になりましたが今までになかったトラブルも発生。
- 頻繁にほこり掃除が必要。
- 下水の臭いが部屋に逆流。
- 柔軟剤の香りが消える。
って、疑問の参考になれば嬉しいです。
そして購入するときには、「ヒートポンプ」の乾燥方式をおすすめします。
以上。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
他にも自分が使ってみて良かったことや、新たに取り組んで良かったことの発見を届けていきます。
それでは、またー