多くの「お金持ちになる方法」は西洋の考え方や感覚がベースになっています。
- イギリス○○大学の研究結果と言われても、身近に感じない
- 住宅事情や投資、本に書かれている成功法は日本とはそもそもルールが違う
お金や働き方、生活スタイルが日本人の思考と合わない翻訳本が多くて、わかりづらいですよね。
そこで「シンクロニシティ・マネーの法則」では日本人の感覚にあう「お金持ちになる方法」を紹介。
2021年に発行で著者は株式会社シンクロニシティ・マネジメント代表取締役社長の堀内恭隆さん。
「富」と「徳」をテーマに、豊かさを実感できる働き方をわかりやすく解説しています。
そんな「シンクロニシティ・マネーの法則」の要約と、読んだ感想をまとめます。
要約「シンクロニシティ・マネーの法則」

富は「あなたにとっての価値のあるものすべて」

富は「あなたにとっての価値のあるものすべて」です。
- 富と富は交換できる
- お金イコール富ではない
- 形が有るもの無いもの、どちらもある
たとえば僕は給料が増えても、その分だけ家族と過ごす時間やゲームする時間が減ったら、ストレスを感じます。
これは「お金という富」を得ても「富のマイナス交換」してしまった例です。
お金に対する思い込みから自分を解放する

身の回りのこと、あれもこれも富だと気づくと「お金がないとできないと思ってたこと」が、思い込みだったことにも気づくでしょう。
さらにそこからお金のためにやっていた嫌なことを、腹をくくって手放す。
そうして新たな世界が開けます。
理想的な人生を、先に決める

富を増やす方法は、どんな未来にしたいのかを明確にすることです。
- こんな体験をしたい
- 20年後に、ここに行きたい
- 自分の大切な人たちを幸せにしたい
ここで注意点は「今の年収が○○万円だから、変える家は○○万円くらいかな」と未来を決めつけないことです。
そして自分の使い道だけでなく、幸せにしたい人の未来も考えるのです。
未来の豊かな自分を明確にしていくと、いまの自分の豊かさも実感できます。
そしてなぜか、豊かだと感じている人のところに、富は流れてくるのです。
富を循環して皆が豊かになるように、富を増やす

想いや愛の富を感じる
たとえば一緒に暮らしているパートナーから「感謝や想いの富」を感じたとします。
そうすると「自分が働いて生み出している富」は「家賃などを払う単なるお金」ではないことを実感できるでしょう。
これはパートナーだけでなく、大好きなお店でも。
- お店の内装や商品
- オーナーのこだわりや愛情
これらを感じると、支払った以上の富に気づくでしょう。
想いや愛の受け取れる範囲は、広げられれば広げられるほど富の循環は大きくなります。
より喜んでくれる相手に富を流す

たとえば誰かに「今日、すごく素敵ですね」と伝えたとします。
相手はとても喜んで、その気分のまま仕事をしたらすっごくいい結果が。
そうすると、こちらもうれしくなって、もっと相手を喜ばそうと思いますよね。
しかし富を流しても喜びが生まれないときには、何かが嚙み合っていません。
そんなときは無理に続けずに循環の滞らない工夫が必要です。
富が循環すると、ひとりひとりの行動が変わる

自分の富を流し始めると、他者を含めた全体の富が増えるようなアイデアが浮かぶようになる。
そして全体の富が増えるようになると、みんなが喜んで富を動かしてくれるでしょう。
富を受け取るとき

「自分が富を受け取ったら迷惑をかけてしまうのでは?」という感覚があると、それは「マイナスの富」になります。
素直に「わー、ありがとう」と受け取ることで富は増えるのです。
そして相手からの「この人を喜ばせたい!」の期待に見合うように、信用を重ねていきましょう。
応援することで富は増える

目上の人、成功している相手に対しても応援できることは絶対にあります。
なので「この人を応援できるポイントを見つけよう」という姿勢で探しましょう。
受け継がれた富をつないで徳を積む

僕たちの富は先人が創造してくれたものを受け継いで、僕たち世代が発展させ子孫に伝えている。
なので富はすでに、ある程度持った状態からのスタートです。
ご先祖さまがつくってきた国や発明を、さらに発展させるとご先祖さまも喜びます。
これは次元を超えて、ご先祖さまから応援されている状態です。
徳とは「世の中をより豊かにすることで、自分が豊かになる」こと
徳とは「世の中をより豊かにすることで、自分が豊かになる」ことです。
富を循環させて増やしていくと、やがて富の使い方はみんなの幸せを考えた使い方になる。
そうすると見ている範囲が広くなり、人も自然や地球、宇宙の一部という視点が持てます。
すべては宇宙の仕組みだとわかると、人のためになる行動をして「徳を積む」という状態になります。
徳がたまればたまるほど、チャンスが巡ってくるのです。
日本一の投資家である竹田和平さんが「どういう会社に投資をするのですか?」と質問されたときの答えが「徳のある会社」です。
読んだ感想「シンクロニシティ・マネーの法則」

豊かさは、ずっと身の回りにあふれていた

自分が思う豊かさとは、お金や好きなことをしている時間だけと思っていました。
しかしお金は紙に印刷されている単なる物質で、素敵な洋服やアクセサリーも単なる物質。
物質は、人間がいてこそ意味ができる。
そうすると豊かさって何?って、ことになる。
しかし「富の交換」という概念で考えると、すべてわかりやすいし納得。
自宅に普通に置いてある家具や水道、電気、何もかもが作り手の「これを使って嬉しくなって欲しい」という想いであふれてることに気づいたのです。
嬉しいことを恥ずかしがらずにちゃんと味わう

これからは嬉しいなら喜びや感謝の言葉を、相手にじゃんじゃん言っていこうと決めました。
そして「いただきます」と「ごちそうさま」もしっかり言う。
仕事をするときも「始めるぞ」「今日はここで終わりっ」と、自分で区切りをつけて味わうことに決めました。
ダーナは宇宙まで広がる感謝の気持ち

本書では得意なことで作る新たな働き方、エコシステムが紹介されています。
このエコシステムでの役割分担がプレイヤー、アレンジャー、オーナー、ダーナの4つ。
ダーナとは、「社会の役に立つこと」と「儲けること」の両方が実現している状態の存在といえるでしょう。
出典:「シンクロニシティ・マネーの法則」より
僕はダーナとは投資家のように、大金持ちじゃないとできない役割かと思っていました。
しかし考えてみると「社会」や「自然」がオーナーの場合は、ダーナは大金持ちじゃなくても役割をはたせそう。
しかも、小さなエコシステムではダーナ役でも、視野を広げると「社会」や「自然」にとってそのダーナはアレンジャー役になるのでないか?
- プレイヤー:エコシステム
- アレンジャー:エコスシステムのダーナ
- オーナー:社会や自然
- ダーナ:地球
そうすると、ダーナは地球や宇宙まで広がっていきます。
まさに徳を貯める話と同じ。
ありがとう100万遍チャレンジして良かったこと

本書の購入特典「堀内泰隆さんと山本時嗣さんの対談動画」を視聴し、日常のあらゆることに感謝できる幅が広がりました。
それは対談中でおすすめしていた「ありがとう100万遍」を自分も取り組んでみたからです。
- 横断歩道がちょうと青でありがとう
- バスが沢山の人たちを乗せてくれておりがとう
- 電池が切れたけど、替えの電池があってありがとう
まとめ:シンクロニシティ・マネーの法則はあなたの豊かさを見つける良書
- 富は「あなたにとっての価値のあるものすべて」
- 豊かさは、ずっと身の回りにあふれている
- 嬉しことや喜びを味わう
本書ではあなたにとっての豊かさを見つけるためのイメージワークも紹介されています。
気になったらぜひ実際に手に取って読んでみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
それでは、また~。
